
待ち時間ができてしまった場合、私たちはどのように意識を向けるべきでしょうか。
予定外の時間が生まれた時、それをただ退屈に過ごすのではなく、少しでも有効活用できれば、その後の行動や気持ちにも良い影響があるはずです。
ここでは、実際に私が経験した病院の待ち時間を例に、その過ごし方を振り返ってみたいと思います。
突然現れた8時間
この章では、私が経験した病院での長く、そして少し不確実な待ち時間の概要について説明します。
待ち時間の概要
病院に用があったのは、私自身ではなく親のことでした。親の検査のために車で送り届け、その間、私は病院で待つことになったのです。
想定外に長い待ち時間
病院に到着したのは朝の8時。
そして、検査が終わる予定は夕方の16時。なんと8時間もの待ち時間です。
しかし、一つ気がかりな点がありました。16時というのはあくまで目安であり、場合によっては午後2時頃に検査が終わる可能性もあったのです。
そのため、私は少なくとも午後2時までには親を迎えに行けるように、予定を空けておく必要がありました。
なぜ病院で待つことを選んだのか
この章では、私が自宅に戻らず病院の近くで待つという決断に至った理由について詳しく解説します。
自宅からの距離
私が車で親を送っていったのは、その病院が自宅からかなり離れた場所に位置していたからです。
片道1時間ほどかかる距離でした。
もし自宅に戻ってしまうと、検査が終わって親から連絡があったとしても、迎えに行くまでにさらに1時間もかかってしまいます。
それは親に申し訳ないと考え、病院の近くで待機することにしました。
迎えに行く時間の制約
加えて、検査終了の時間が不確定であったため、午後2時というリミットを考慮すると、病院の近くにいる方が都合が良いと判断しました。
待たないという選択肢の検討
この章では、病院で待つ以外の可能性、つまり私が一旦病院を離れるという選択肢について検討した過程を説明します。
公共交通機関の利用
病院での待ち時間が発生した際、最初に考えるべきは「待たない」という選択肢かもしれません。
中規模以上の病院であれば、近くにバス停があったり、タクシーを利用したりすることも十分にあり得ます。
バスは比較的安価に移動できる手段ですし、タクシーは多少費用はかかりますが、時間を有効に使うことができます。
ですからアナタが誰かを病院に送る場合は、それらを確認してみるのが良いかもしれません。
私の場合の選択
私の場合は、親を送って行った後、私だけがバスやタクシーで帰宅するという選択肢も考えられました。
しかし、私はこれらの手段を選びませんでした。
バスを選ばなかった理由
バスに関しては、親の家の近くまで運行しているバスが、病院の近くには見当たりませんでした。
少し離れた場所にはバス停があったようですが、自宅近くのバス停まで運行はされておらず乗り換えが必要でした。
この点を考えると、帰宅するための移動にかなりの時間もかかってしまいます。
タクシーを選ばなかった理由
タクシーは確かに便利ですが、自宅まで利用すると費用が高額になるため、今回は見送ることにしました。
8時間の過ごし方 – 午前中の有効活用
この章では、長い待ち時間を無駄にしないために、午前中に私がどのように時間を使ったのかを具体的にご紹介します。
済ませた用事の例
8時間という長い待ち時間をただ無為に過ごすのはもったいないと考え、私はいくつかの用事を済ませることにしました。
特に、午後2時までに親を迎えに行く必要があったため、午前中の時間を利用して、他の人が関わる用事を優先的に済ませることにしました。
具体的には、以前から予定していた歯の治療や、市役所に提出する必要があった書類の提出などを行いました。
午前中の活動時間
これらの用事を済ませた結果、正午頃には全ての予定が完了してしまいました。
そのため、午後からは暇潰しが必要となりました。
午後の過ごし方 – 自由時間の有効活用
この章では、午前中の用事を終えた後、迎えの時間までの自由時間をどのように過ごしたのかを詳しく説明します。
自由時間の長さ
午前中の用事を終えましたが、その時点で12時。
親の検査は、早くても14時に終わります。しかし場合によっては、16時になる可能性もありました。
自由時間の種類の違い
14時までは確実に親が帰りの連絡を寄こさないということが確定していました。
ですが14時以降は、いつ親からの連絡があるのか分からない状態です。
このため14時までは、ある程度まで病院から離れても大丈夫であると判断しました。
買い物
まず行ったのは買い物です。その日の夕食の食材はもちろんのこと、以前から購入を後回しにしていた日用品などを探しました。
事前にインターネットでお店の場所などを調べておいたので、効率的に買い物を済ませることができました。
軽い運動
次に、軽い運動としてウォーキングを行いました。
ランニングも考えましたが、大量に汗をかいてしまうと、検査後の親に不快な思いをさせてしまうかもしれないと考え、ウォーキングに留めました。
ウォーキングの計画
このウォーキングですが、ただ歩くのではなく、事前にインターネットでゴールとなる建物を決め、Googleマップでそこまでの移動時間を確認してから出発しました。
こうすることで、時間を有効に使いながら、運動不足解消にも繋げることができました。
なおウォーキングのゴールは、病院から片道10分となる場所を4ヶ所決めておきました。
この形であれば、病院に10分以内に戻れますし、風景も色々と楽しめるので、気を紛らわせますから。
常に連絡を意識して
これらの暇つぶしを行っている間も、常に親からの連絡に気を配っていました。
スマートフォンをこまめにチェックし、連絡があればすぐに病院に戻れるようにしていました。
14時を過ぎて
14時を過ぎてから、なるべく車の近くにいることにしました。
ここで活躍したのがスマホです。スマホは、暇潰しの王様と言えるかもしれませんね。
私がスマホでやったのは、スマホ内の情報の整理です。
長く使っていると、使わないアプリやらなんやらが結構増えますからね。
それから近くにWi-Fiを使える環境がないのか予め探しておきました。
たまたま病院の隣にWi-Fi環境があったので、アプリの整理後はそこで新たなアプリをいくつかダウンロードしました。
また英語の勉強をアプリを使って行ったりもしました。
あとは持っていった本を読んだりもしました。
こういったことは、病院から離れなくても出来ますので、よい暇潰しになったと思います。
用意しておいて良かったと思った物
今回の待ち時間の暇潰しで、私が用意した方がいいと思った主な物は以下の通りです。
- スマホ
- スマホのバッテリー
- 暇潰しに読む本
- スマホ用のイヤホン
またスマホの中に、英語学習ようのアプリを入れておいてよかったとも思いました。
待ち時間を意識的に過ごすということ
この章では、今回の経験を通して私が感じた、待ち時間に対する向き合い方についてまとめます。
最も言いたいのは──スマホ最高!!
本当、スマホには助けられました。
それと、事前に病院の周辺に何があるのか調べたのも、待ち時間の有効活用には役立ちました。
また、市役所への書類を出す、歯科医院で歯の治療をするなどは、ある程度は日程の調整が可能です。なので、こういった日程を調整できる雑務がないか、確認しておくのも良いかもしれませんね。
病院の設備を賢く活用して待ち時間を快適に
最後に、病院に備わっている可能性のある設備などをお伝えします。
Wi-Fi
多くの病院では、患者さんや付き添いの方向けに無料のWi-Fi環境を提供しています。これを利用すれば、以下のような過ごし方が可能です。
- 情報収集: インターネットでニュースを読んだり、興味のある情報を調べたりすることができます。
- 連絡手段: 家族や友人とメッセージアプリやSNSで連絡を取り合うことができます。
- エンターテイメント: 動画配信サービスや音楽ストリーミングサービスを利用して、映画やドラマ、音楽を楽しむことができます。
- 学習や仕事: オンラインの講座を受講したり、簡単なメールチェックや資料作成などの仕事を進めたりすることも可能です。
利用する際は、病院の利用規約を守り、周囲の迷惑にならないようにイヤホンを使用するなど配慮しましょう。
私が、この病院内のWi-Fiを使わなかったのは、英語の学習は声を出さないといけないというのが大きかったですね。
また周りの目を気にせず、一人でノンビリしたかったというのも大きいです。
充電スポット
スマートフォンの充電が気になる方もいるでしょう。
最近では、病院内に充電スポットが設置されている場合があります。
ただし、充電スポットの無い場合の方が多いのではと個人的に思うので、当てにせずバッテリーを持っていった方がいいと思います。
なお充電スポットは、受付や案内などで確認できます。
また充電する際は、紛失や情報の抜き取りを避けるため、スマホから目を離さないように注意しましょう。
休憩スペース
病院内には、待合室以外にも休憩できるスペースが設けられていることがあります。
院内マップを確認することで、休憩スペースは発見できます。
カフェ・売店
病院によっては、カフェや売店が併設されている場合があります。
食事や飲み物: 長時間待つ場合は、カフェで軽食を取ったり、飲み物を購入してリフレッシュしたりすることができます。
ただ病院の近くには、少し歩いた先にカフェがある場合も多くあります。
私は病院のカフェは歩きたくない時や、待ち時間が長くない時以外には、あまり使っていませんね。
図書コーナーの利用
一部の病院には、患者さんや付き添いの方向けに図書コーナーが設置されています。
また待合室に雑誌が置かれている場合もあります。
おわりに
今回の病院での8時間という長い待ち時間は、私にとって予期せぬ自由時間となりました。
もちろん、親の検査がスムーズに終わることを願っていましたが、その一方で、この時間を無駄にしないように、できることを考え、実行しました。
事前に計画を立てることはもちろん、その場の状況に合わせて臨機応変に対応することも大切です。
皆さんも、もし予期せぬ待ち時間ができてしまった際には、今回の私の経験を参考に、少しでも有意義な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。